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概要
霊隠寺(別名:雲林寺)は、浙江省杭州市西湖区に位置し、北高峰を背に、飛来峰に面して建つ、杭州最古の古刹です。東晋の咸和元年(326年)に開山され、約1700年の歴史を有します。江南の名刹であり、中国仏教禅宗十大古刹の一つとして知られ、宋代には江南禅宗「五山」の一つに数えられました。清の康熙帝が南巡の際に「雲林禅寺」と命名したことでも知られています。2025年12月1日より、霊隠飛来峰景区(霊隠寺、永福寺、韜光寺を含む)は入場無料となりましたが、事前の実名予約が必須となりました。
寺院の敷地面積は約87,000平方メートル(約130ムー)に及び、中軸線上に天王殿、大雄宝殿、薬師殿、直指堂(法堂)、華厳殿が配置され、両側には五百羅漢堂、済公殿などの建物が立ち並びます。伝説の僧・済公が出家した寺としても知られ、国内外から多くの参拝客や観光客が訪れる仏教の聖地です。
主な見どころ
飛来峰摩崖造像:霊隠寺の対面に位置する国の重要文化財で、五代から宋・元時代にかけての石仏造像470余尊が残る、中国南方を代表する石窟芸術の宝庫です。中でも最大の宋代・弥勒仏像は、国内最古の大肚弥勒像として有名です。
天王殿:寺の第一殿です。中央に弥勒菩薩が祀られ、その背後には南宋時代の遺物である韋駄天(イダテン)像が安置されています。この像は高さ2.5メートル、一本の樟木から彫り出されたもので、約800年の歴史を持ちます。両側には四天王像が立っています。
大雄宝殿:霊隠寺の本堂で、高さ33.6メートル。内部に安置されている釈迦如来坐像は、24枚の樟木板を接ぎ合わせて造られた高さ24.8メートルの巨像で、中国最大級の木造坐仏の一つです。本堂背面には、「慈航普渡」「五十三参」などをテーマとした150体の仏像群が彫られた立体塑造群があります。
薬師殿:「東方三聖」である薬師如来、日光菩薩、月光菩薩を祀ります。両側には薬師如来の十二の護法神将(薬叉神将)が立っています。
五百羅漢堂:国内最大級の羅漢堂で、平面が「卍」字状になっています。内部には約1トンもの青銅製の羅漢像が500体安置され、その表情や姿は一つとして同じものはありません。
霊隠銅殿:五百羅漢堂内に建つ高さ12.62メートルの銅製の仏殿で、中華第一の高さを誇り、ギネス世界記録にも認定されています。
実用情報
住所:浙江省杭州市西湖区霊隠路法雲弄1号
開館時間:07:30 - 17:30(最終入園17:00)
入場料:2025年12月1日より、霊隠飛来峰景区(霊隠寺、永福寺、韜光寺を含む)は無料となりました。
注意:以前は霊隠寺に入るには飛来峰景区の入場券と霊隠寺の香花券(入場券)の両方が必要でしたが、現在は統一して無料となっています。
チケット予約:事前の実名予約が必須です。当日予約は受け付けていません。
予約方法:支付宝(Alipay)またはWeChatのミニアプリで「杭州霊隠飛来峰」を検索し、実名予約を行います。
予約ルール:来場の7日前から予約可能で(毎日8:00にチケット解放)、予約時間帯は午前と午後の2部制です。入場者数には上限があり、予約が埋まり次第終了します。
入場方法:予約後、本人の有効な身分証明書(IDカード)で顔認証と照合を行い入場します。