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概要
二〇三高地は、遼寧省大連市旅順口区に位置し、標高203メートルにちなんで名付けられた、国家級森林公園および遼寧省文物保護単位です。日露戦争(1904-1905年)の旅順陸戦における西部戦線の主戦場として知られ、日本軍はこの高地を攻略するために約6万人の死傷者を出しながら、1904年12月5日に占領しました。戦後、日本軍指揮官の乃木希典は「203」の語呂合わせでこの山を「爾霊山(じれいざん)」と改名し、戦場で回収した兵器を溶かして作られた、高さ10.3メートルのライフル弾を模した記念塔が現在も残されています。現在は、ロシア軍の重砲陣地や塹壕などの戦跡が残るほか、広大な桜園も整備され、歴史教育、エコツーリズム、レジャーの場としての機能を併せ持っています。
主な見どころ
爾霊山塔(弾形記念塔):山頂に立つ当高地の象徴。戦後に集められた砲弾の破片や廃兵器を素材に鋳造された高さ10.3メートルの銃弾形の塔です。
戦争遺跡:ロシア軍の重砲陣地や塹壕、観測所跡などが残り、戦場の痕跡を間近に感じられます。
二〇三高地陳列館:2001年に開館。日露戦争の全過程を記録する写真や史料を展示しています。
乃木保典戦死之所石碑:乃木希典の次男が戦死した場所に立つ石碑。現存するものは複製品です。
二〇三桜園(旅順桜園):山麓に広がる面積50万平方メートルの桜の名所。約30品種6000本以上の桜が植えられ、毎年4月下旬から5月中旬にかけて見頃を迎え、「大連(旅順)国際桜まつり」のメイン会場となります。
老虎溝山陣地遺跡:日露戦争におけるロシア軍西部防衛の重要陣地の一つで、花崗岩製の方塔碑が残ります。
実用情報
住所:遼寧省大連市旅順口区石板橋
開園時間:通常 08:00 - 16:00 または 08:00 - 17:00
入場料:通常時は約30元/人です。桜まつり期間中(毎年4月初旬~5月中旬頃)は有料(約50元/人)となり、それ以外の期間は無料開放されます。
チケット予約:検索結果では実名予約の必要性は明確にされておらず、通常は現地で購入可能です。桜まつり期間中は混雑が予想されるため、事前にオンラインプラットフォームで購入するか、問い合わせることをお勧めします。
アクセス:大連地下鉄1号線「河口」駅で12号線に乗り換え「旅順」駅下車。その後、旅順市内の210路バスで「三高中」駅へ。または旅順5路、25路バスで「石板橋」駅へ。