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概要
留園は、江蘇省蘇州市姑蘇区に位置し、明の万暦21年(1593年)に創建されました。北京の頤和園、承徳の避暑山荘、蘇州の拙政園と並び、中国四大名園の一つであり、中国私家园林(私家庭園)の代表格です。
1961年に第一批全国重点文物保護単位に指定され、1997年には蘇州古典園林の一部として世界遺産に登録、2010年には国家AAAAA級観光地にも指定されました。敷地面積は23,300平方メートルで、建築と空間構成の芸術性に特に優れており、蘇州の諸園の中で建築物の数が最も多いことで知られています。殿堂、回廊、白壁、洞門などが、築山(つきやま)、池泉、花木と組み合わされ、大小様々な庭園空間を創り出しています。
園内は東・中・西・北の四つのエリアに分かれ、それぞれ異なる趣があります。中部は水景が中心で園の精華、東部は回廊と建築群、西部は土石の築山による山野の趣、北部は田園風景が特徴です。
主な見どころ
冠雲峰(かんうんほう):留園「三絶」の筆頭。高さ5.6メートルで、蘇州の諸園に現存する太湖石の中で最大のものです。太湖石の美の基準「痩・皺・漏・透」をすべて備え、宋代の「花石綱」の遺物と伝えられています。
楠木殿(なんぼくでん / 五峰仙館):蘇州に現存する最大の大広間で、楠木造りの構造が特徴です。内部は豪華に装飾され、南側と北側にはそれぞれ庭園があります。
魚化石:留園「三絶」の一つで、貴重な古生物の化石です。
曲廊と書法石刻:園内の回廊は全長約600~700メートルに及び、壁面には歴代の著名な書法石刻が300点以上嵌め込まれています。中でも明代の「董刻二王帖」が有名です。
涵碧山房(かんへきさんぼう)と明瑟楼(めいしつろう):中部エリアの主要な景観建築で、池に面して建ち、山水の風雅な眺望を楽しめます。
実用情報
住所:江蘇省蘇州市姑蘇区閶門外留園路338号
開園時間:
3月1日-11月15日:07:30 - 17:30(最終入場17:00)
11月16日-翌年2月28日:07:30 - 17:00(最終入場16:30)
入場料:
繁忙期(4月、5月、7月~10月):55元
閑散期(1月~3月、6月、11月、12月):45元
チケット予約:実名制による事前予約・購入が必要です。留園は蘇州市で実名予約制を維持している観光地の一つです。予約時には氏名や身分証番号の入力が必要で、入園時には身分証明書(IDカード)または予約時のQRコードで入場します。